【豪ちゃん】疥癬末期の猫





地域のエサやりさんから「病気の猫がいる」と聞いたのは昨年5月。



「エレファントマンみたい。」

送ってもらった写メに衝撃。


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猫疥癬のようだけど、ここまでひどいのは見たことがない。

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体中が象のように硬化したゴワゴワの皮膚?カサブタ?で被われています。

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疥癬なら投薬で完治するのだから外にいるまま治療できなくもない。

でもエサやりさんは室内できちんと治療できたらと望む。



保護する場所、治癒後の処遇、住環境、
不安も心配も全て飲み込んで、うちで保護することにしました。


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エサやりさんからは「クロちゃん」と呼ばれていたけど、
虫ムシをやっつけて強くなれ!と願いを込めて、
「豪ちゃん」と名付けました。

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~猫疥癬とは~
猫疥癬は、「猫小穿孔(ネコショウセンコウ)ヒゼンダニ」というダニが猫の皮下に寄生し激しいかゆみを引き起こす皮膚病です。皮膚の角質層内に潜り込み穴を掘り巡らして卵を産み増え続けていきます。このダニは猫の体で一生を過ごし,乾燥に弱く、宿主の体から離れると数日で死んでしまいます。

最初に両耳と頭を中心に激しいかゆみが襲いフケとカサブタが広がります。搔痒(そうよう)度(=かゆみの強さ)は疾病の中でも最も高いレベルで猫は苦しみます。末期ではこのような病変が頭部だけでなく全身にも広がり毒血症と衰弱のために死亡します。

疥癬の治療にはレボリューションの滴下投与か、イベルメクチン(商品名:アイボメック)を経口服用します。どちらも数週間の間隔を開けて数回、完治するまで続けます。(※獣医師に相談します。)




豪ちゃんは患部が全身に広がって、末期に分類されるほどの重症でした。

ダニが自分の皮膚の下に潜り込んで幾千万とうごめいているところを想像してみて下さい。

おぞましさに鳥肌が立ちます。


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猫を心身ともに痛めつけるこの病を、私は心の底から憎みます。


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うちには余分な部屋がないのでベランダに置いたケージで療養してもらいます。


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暑さ寒さやこの季節には梅雨対策に台風にと、温度調節と住環境管理が大変でした。


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(台風直撃の日)








一回目のレボリューション投与から一週間もすると、
薬が効き始めているのが目にもわかります。

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カサブタがおでこいっぱいに広がり目を開けることもできなかったのに、













お目目が開いてきました。
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床にはかさぶた混じりの毛がごっそり落ちました。
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豪ちゃんの治療にはレボリューションを計4回と皮膚の化膿止めに抗生剤を使いました。



最後のレボリューションをつけて一週間後、往診で完治の診断をもらい、
豪ちゃんは晴れて室内に移動しました。




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そしてそれは長い家猫修行の始まりでもありました。



続く(笑)

いや笑いごとじゃなかった。


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by rusuneko | 2015-04-01 01:29 | 家族募集中


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