【近況もしくは回想】春だよハル君
昨年8月1日、捨てられ彷徨(さまよ)い流れ着いた地域猫のエサ場で
エサやりさんに捕まり去勢手術をされたハル君(旧:要くん)。
人馴れしていたので捕獲器でなく抱っこしてキャリーに入れられました。
退院したハル君のキャリーを手渡されたとき、すごく軽くて、
ガタガタ震えるのがキャリーの持ち手を通して伝わってきました。
ハル君はその一ヶ月前にそのエサ場に現れたといいます。
怖がりで弱虫で弱虫で、猫たちがエサやりさんの元に群がっても
自分は近寄ることさえできず、空き地の隅っこの側溝にすっぽり身を沈めて
そこから頭だけ出して一生懸命エサやりさんを呼んで鳴いていたそうです。
エサやりさんは「エサはやってた」て言うけど、常にビクビクおどおど、
逃げたり追いかけられたり、ほとんど食べれてなかったんでしょうね。
ただでさえ怖がりで弱虫のハル君が、守ってくれるものもなく
エサ場でひとりぼっち震えていたかと思うとたまらなくなります。
なでてあげるとゴロゴロ大音量。
うれしくて、うれしくて、赤ちゃんのようにお手手をフミフミ。
うれし過ぎてゴロンと半回転して、
シュタッ。
わかりますか?骨に皮がはりつくようにガリ痩せ。
うちでは二週間ケージに隔離しました。
ケージに近づくとそれだけでうれしくて、コテッ。
要く~んと声をかけると両手をグーパー。
かわいいハル君。
人恋しさを全身ににじませて。
ハル君の辿ってきた道のりを思い出してみました。
一方のすずちゃん(旧:茜)は今も昔も変わらず。
のびやかに天真爛漫で、
ホトケの真知子ちゃんにはからみまくり(笑)。
トップ姐にはこんなことしないのに。
相手を見てます。賢いの(笑)。
ハル君にもこんなことしなかったなー。
どっちかというとハル君のことは気遣ってる感じでした。
高額(涙)な麻酔薬と獣医師二人体制で避妊手術をやっと終えたすずちゃん。
うっとおしいエリカラをものともせずのびのびくつろいでます。
何がきっかけでか先祖返りしてしまったハル君。
仕切り直しでケージに入ってもらい、ゆっくりリハビリしてます。
ハル君の春はすぐそこだよ~。
by rusuneko
| 2015-02-25 16:58
| 猫つれづれ
身よりのない猫の里親探しをしています
by rusuneko
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